男性不妊に対する理解がない!は深刻。不妊治療は男性の協力も必要

不妊の原因は男性にも多い

若い世代にはとくに、意外に知られていない「男性不妊」ということば。

産むのは女性だし、女性は毎月体のサイクルがあるので、異常があれば検診をしたり妊娠を望む方は通院したりしていますよね。
でも、男性が自分の性機能のチェックをする機会なんてよほどないと思います。

いざ結婚して子供が欲しいと思ったときに、男性に検診をお願いするのって気が引けますよね・・・
多くの男性はやっぱり面倒くさがったり、頑なに拒む人も多いのです。

それによって、不妊原因があっても発見が遅れて、治療に時間がかかってしまうというのが現実です。

女性は妊娠したいために積極的に色々な検査を受けて、注射を打ったり薬を飲んだり準備万端なのに、なかなか授からない。
しばらくしてから夫が検査を受けたら、男性に原因があったと判明するパターンもよく聞きます。

女性の努力が無駄になってしまいますよね・・・

静岡県で男性不妊に対する啓発・医療機関の体制強化が進んでいるというニュースを見て、気になって調べてみました。
17年度までに県内の全市町が、男性不妊治療を助成制度の対象に含めたという内容です。

不妊の約半数は男性側にも原因があるといわれるので、男性の早期な受信を促すような動きが進んでいるんですね。
これはぜひ力を入れて取り組んでほしいですよね!

まずは男性にも不妊症・男性不妊について知ってもらい、理解してもらうことが大切ですね。
食生活や生活習慣が影響してくると言われるので、そのあたりも気になる・・・!

ぜひこれから妊娠を望まれる方は、夫婦そろってチェックされることをおすすめします。
男性不妊に関するリアルな事情と、検査についてまとめてみました。

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静岡県で進んでいる男性不妊ケア

私がつい先日見たニュースはこんな内容でした。

“男性に原因のある不妊症について、静岡県内の自治体や医療機関が啓発や診療体制を強化し始めた。
2015年度、男性不妊治療の手術に対する助成を始めた静岡市の場合、初年度の申請は3件だったが、16年度は11件に伸びた。担当者は「医療機関にパンフレットを置くなどして啓発したのが奏功した」とみる。県によると、17年度までに県内の全市町が男性不妊治療を助成制度の対象に含めた。

男性不妊には、遺伝子異常や病気などで生殖機能に問題が生じる場合のほか、生活習慣との関わりも指摘されている。世界保健機関(WHO)の調査によると、不妊の原因が女性だけにあるケースは41%、男性だけは24%、男女両方が24%。夫婦で不妊治療に取り組むことが重要だ。”

女性だけでなく男性不妊で悩む夫婦もたくさんいるんですね。
正直言うと、私もいざ結婚して子どもが欲しいと考えるようになるまでは、男性不妊についてほとんど知りませんでした。

どちらに要因であっても、同じように治療費が補助されるのは当然のことですよね。

男性が受診しやすい環境をつくるため、「女性スタッフがいると話しづらい、気恥ずかしい」という方に対応して、静岡では男性スタッフを置く医療機関もあるようです。

少しでも現状が改善されて、男性の意識も向上するように、色々なアプローチをお願いしたいですね・・・

不妊症に対する理解がない男性が多い!

妊娠・出産のことになると、どこか他人事みたいに思っている男性少なくないですよね。
残念ですが私の周りにもいっぱいいますよ~

身近に不妊治療の経験があったり、悩んでいる人がいれば、男性でも多少の知識や心配はあるかもしれません。
でも、そうでないとその可能性すら疑えないわけです。

「不妊治療って何?」というレベルの人も結構います・・・
「まさか自分の方に原因があるはずがない」と思っている人も多いんですよね。

だから検査なんて必要ない!と勝手に決めつけちゃったり・・・
男女関わらず、自覚している問題や症状がなくても、検査することで見えてくることも色々ありますよね。

まずはそんな現実を認識してもらうことから始めないと・・・最初がなかなか大変です。

一緒に付き添いで病院に来てくれるような男性だったら、先生からうまく煽ってもらって検査するという手もありですね。(笑)
一緒に病院へ行くだけでも、「男性もけっこういるんだな!」とか「男性も検査してるの?」とか気づくことが多いはずです。

男性の検査どう説得するか

そうは言っても一緒に病院に来てもらうのも簡単じゃないですよね。
いざどうやって相手を説得するか悩ましい・・・

男性はやっぱりプライドもあるので、簡単に検査するよ♪という返事は期待できないかも。
でも、女性の卵子が老化するように、35歳を過ぎると精子力も低下すると言われます。

一番おすすめなのは、「初めから二人で一緒に検査してもらう」ことです。
女性がまずは自分のチェックを!と思って先に検査に行くことが多いと思うんです。
そもそも男性の原因を疑っていないという理由もあるかもしれませんよね。

もし自分に問題が無ければ、「じゃあ夫のほうに原因が・・・?!」となりますよね。
でも「私は検査問題なかったから、そっちも診て貰ってくれる?」というのは、なかなか酷ですよね・・・

プレッシャーが半端じゃない。(苦笑)
「あなたが原因なんじゃないの?」と言われているような気持ちになります、私なら。

このやり方で夫婦関係がぎくしゃくしてしまい、関係が悪化してしまう夫婦もけっこう見てきました。
う~んとてもデリケートなところ・・・

仮に女性に原因が見つかったとしても、男性にも何かしら異常があるかもしれません。
そうなると、そもそも自然妊娠はとても難しいという可能性があります。

二人ともに不妊原因が見つかる場合も少なくないんですよね。

先に女性だけが治療を始めても、後で男性にも原因が見つかれば、せっかく早く治療を始めても、時間が無駄になってしまいますよね?!
そうならないためにも、同時に夫婦そろって検査に行くのが一番ですね。

まずは「話を聞きに行きたいからついてきてくれないかな?」と頼んで、先生の話を聞く。
そしてその病院の場所で、相手に現実をしっかり見てもらうことが大切。(笑)

で、「念のため二人で一緒に見て貰おうよ」って言われたら、悪い気はしないと思いますよ~
段取りしたうえで、相手の気持ちも尊重しながら上手く誘導してあげてください!

治療方法もさまざま

婦人科や産婦人科では、精液検査を受けることができます。

射精で得られる精液の量と、精液内の精子の状態を調べます。
精子濃度や精子の運動率、奇形率、ウイルス感染の有無などを見ることができます。

泌尿器科でより広く見てもらうこともできますが、まずは精液検査からで良いかと思います。
精液の提出は、自宅採取後でもOKなところが多いので、必ずしも一緒に病院に行く必要はありません。

ただし、もし検査の結果、不妊の要因が見つかれば治療にも通わなければいけません。
通院する時間を工面するのも大変なストレスですよね・・・

原因が軽度なものであれば、生活環境の改善指導から内分泌療法などの薬物療法で治療がされます。
漢方薬、ビタミン剤、血流改善薬などで済む場合もあれば、定期的な注射が必要なケースもあるようです。

最近では男性用の妊活サプリなんかも人気なので、飲んでいる人もいますよね。

更に症状が深刻な場合は、「人工授精」「体外受精・顕微授精」に進み、費用も桁違いに膨らんでいきます。
自覚症状が無くても、そういった原因があることが考えられます。

条件を満たせば、特定不妊治療の助成金を受けることもできます。
都道府県の各自治体によって内容が違ってくるので、確実に申請するためにも早めに調べておくことをおすすめします。

大変なのは治療が始まってから

まずは検査をしてもらうまでに時間も労力もかかる夫婦も多いみたいです。
でも、大変なのは実際に原因が見つかって不妊治療が始まってからです・・・

どうしても精神的に苦しく夫婦で衝突してしまうこともあると思いますが、お互いの思いやりが何より大切ですね。
仕事をしながら治療を続けることは、本当に精神的にも体力的にも大変です。

お互いに話しづらい部分もあるかもしれませんが、方向性についてはよく話しあっていくことが大事です。
いつまで続くか分からない治療。
時間もお金もかかることなので、ただむやみにというわけにもいかないですよね。

夫が仕事第一でいつも帰りが遅くタイミングが取れないだとか、そもそも子供を望んでいないだとか・・・
色々な問題があるかもしれないので、少しでも早くクリアにしたいですよね。

不妊治療って人に話しづらいことだし、理解してもらうのは簡単ではないと思います。
職場でもどの程度まで打ち明けておくかという悩みもあるかもしれません。

まとめ

悩みの尽きない不妊治療の問題・・・
男性の協力や理解はかならず必要ですよね。

まずは検査をしないと何も始まらないのに、それすら言い出せない、理解してもらえないという悩みを抱えている方もたくさんいるようです。

お互いに気を使うところではありますが、二人の問題なのでしっかりと気持ちを確かめあったうえで、話しあっていくことが大切ですよね。

少しでも早く一緒に検査を受けて、不妊の壁を乗り越えていけますように・・・!

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【のろちゃん】

20代後半の新米主婦です。
結婚を機に生活が大きく変わり、日々いろいろと格闘中です。
好奇心旺盛でなんでもやりたがりな性格です。
趣味はヨガ・インテリア・ハンドメイド。
あまり体が強くないので、健康についても日々勉強中です。
人との出会いやつながりを大切に、毎日の暮らしを丁寧に。

【アコ】

20代中頃までスポーツ選手として世界中を駆け回り、その後、スポーツ指導者として未来のアスリートの育成に携わっていました。
趣味は、スポーツ観戦・車の運転・美味しい物を食べること。
現在は、ふたりの子どもを育てる主婦として日々、子育て奮闘中です!

その他ゲストライターも多数執筆!

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