不妊治療と仕事の両立は難しい。休職するか仕事を減らしてもらうか考えてみた

自分だけでは解決できない両立の悩み

不妊治療って本当に精神的な負担も大きいものですよね。
芸能人だったら「妊活中なのでしばらく休みます!」みたいな感じで休暇を取ることができても、普通はそうはいかないですよね。

不妊治療と仕事の両立が難しく、悩んでいる女性が多い社会。
治療を続けるために退職したり、転職している方が多いのが現実のようです。

先日、あるニュースをみました。
「不妊治療と仕事の両立に困難を感じた人が96%にのぼり、そのうち41%が退職や転職に追い込まれている」という内容。

それくらい体力も精神も時間もとにかく消耗します。

夫婦二人の問題でとてもデリケートなところですが、仕事や生活に少なからず影響が出てしまうもの・・・
「不妊治療」の位置づけの難しさを感じます。

病気というわけでもなく、妊娠しているわけでもないので、周りの人には説明しづらく伝わりづらい・・・
経験していないとその辛さは分からないし、誰にでも理解されるものではないんですよね。

そして、ゴールも分からないのに妊娠という結果が出るまで続くという、先の見えないものだという辛さもありますよね。

できることなら一度仕事を離れてゆっくり休みながら、治療に専念してみるのも良いのではないでしょうか?
このときにしかできない大切な治療だと思うんです。

私自身もそういう立場にいることと、以前仕事の一部で社会労務士の方とお話しする機会があったので、その話も取り入れつつ、私の意見を並べてみたいと思います。

正直言って、不妊治療は継続と忍耐力が求められるので、生半可な気持ちでは結果が出ないような気がします。

・仕事を辞める気はないけど、どうしたら辞めずに治療を続けられるか?
・職場では誰に相談するべきか?
・休職することはできるのか?他にどんな選択肢があるのか?

など悩まれている方の参考になれば幸いです。

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そもそも治療について会社に報告するべき?

不妊治療といっても、段階によりその負担の大きさは変わってきますよね。
治療が進んで通院頻度が高くなると、急な通院や立て続けの通院で、どうしても仕事に影響が出てきてしまいます。

あなたの仕事環境は、
・急な休みでもフォローしてもらえる体制が整っていますか?
・半休やフレックス勤務などの柔軟な勤務時間調整ができるところですか?

仕事に支障のない範囲で通院・治療をする場合はよしとして、そうでない場合は職場に説明をしなければ、当然事情が分からないので不審がられても仕方ないですよね・・・

残念ながら「察してください」というのは難しいかもしれません。

急な早退や欠勤が続けば、逆に「まさか妊娠したの?!」という憶測を呼んでしまうこともあり、心苦しいですよね・・・

不妊とは無縁の世界にいる人たちにとっては、不妊治療の通院の重みなんてわかるはずもないと思います。

上司・人事部へ相談報告を

そんなこともあるので、まず事情を伝えておくことは必要です。

「いつのタイミングで会社に言おう」「誰に相談しよう」と悩んで、なかなか誰にもいえず、ずっと一人で抱え込んでいたりしませんか?
そのまま周囲の目が気になって、気疲れをすることもあるかもしれません。

まずは身近な先輩や上司にはきちんと事情を説明しておきたいですね。
もちろん話しづらいし、お互いにとても気を遣うこと。

段階が人工受精・体外受精に進むと、通院の頻度もグンと高くなり、連日病院へ行くことになります。

なんとなく病院で治療を始めた人にとっては、かなりのショックだと思います。

おそらく人工受精を始める頃から、「こんなに通院しないといけないの?!」という事実に驚くことになります。
そして、自分の仕事量と治療の負担のバランスに不安を感じ始めると思います。

気持ち的にも安定しないのも当然なので、とても苦しいですよね。

・どんな治療段階なのか
・夫婦でどのような計画を持っているのか(いつまで、どの段階まで治療を続けるのか)
・仕事に対しての気持ち

これをはっきりと上司に伝えたうえで、考えらえる選択肢をあげてみるのが良いと思います。
しっかりと夫婦で話し合って、治療計画をなるべくイメージしやすいように上司にも伝えることが大切です。

もし、上司が男性で話しにくいなどの事情があれば、人事部に頼りましょう。
人事部を通して面談を組んでもらったり、勤務形態・配属先の変更などについて可能かどうか聞いてみても良いと思います。

働き続ける?休職する?どんな選択肢があるか?


打ち明けることで「変に気を使われるのが嫌」という思いもあるかもしれませんが、そこは自分のためにも割り切ってしまうしかありません。

本当に妊娠を望むなら、思い切って仕事(職場)では甘えてしまう覚悟も必要です。
プライドも捨ててしまうべきだと思います!

それが嫌で誰にも打ち明けられないという人もいますが、それでは自分の負担もコントロールできず、体にも良いことはないはずです・・・
どこかで妥協するしかないんですよね、正直。

治療により仕事が今まで通りこなせないとしたら、

・仕事を減らしてもらう
・他の仕事に変えてもらう(人事異動)
・休職する
・退職する

という選択肢があげられます。

そもそも今読まれている方は「すぐに辞めるつもりはない、できればここで働き続けたい」という前提の方が多いのでは?
無事に妊娠ができて、産休・育休を取った後でも復帰したい・・・

であれば、一番良い選択肢としては、休職ではないでしょうか?

当然ですが、
・妊活が成功した⇒妊活が終わっても、妊娠・出産・育児が待っています。妊娠後一時的に復帰できても、本格復帰するのは産休・育休開けになります

・決めた計画の中で妊娠ができなかった⇒妊娠をあきらめて仕事に復帰することになります

どちらのパターンになったとしても、それなりの長いブランクができてしまいます。
それでもその職場に復帰できるだけの強い意思がありますか?そこが大切だと思います。

それだとしても長い目で今の仕事を続けていきたいとしたら、思い切って休職してみるという選択です。

休暇は取れるのか?

まず、有給休暇とはべつに、ある程度まとまった休暇を取得できるのか調べてみる必要がありますね。

例えばパナソニックでは「チャイルドプラン休業制度」と言って、不妊治療のために通算365日休業できる制度があるようです。
一部の大手企業ではそのような充実した制度があるようですが、まだまだ多くはないですよね・・・

しかし、実際には「不妊治療休暇」という分かりやすいネーミングではなく、「特別休暇」「多目的休暇」などで設けている会社もあります。
中小規模の企業でも実施しているところがあるようです。

不妊治療にとって十分な休暇になるかは分かりませんが、ある程度の特別枠があるかもしれません。
人事部に相談してみて初めて知った!ということもよくあるみたいです。

そして「休職」という選択肢があります。
会社の規定によりますが、半年~1年程度の期間内で休職するということもできます。

企業によって休暇・休職の制度は異なりますが、詳しいことはやはり人事・総務部で聞いてみるしかないですね。

案外知らない制度があったりするので、「知らなかった」が無いようにしっかりと調べてみましょう。

どうしても他人を巻き込んでしまうという覚悟を

キャリアを積まれてきた方は、なるべくブランクをあけたくないと思われるかもしれません。
できるなら仕事量の調整で、なんとか仕事と治療を両立したいというのも分かります!

実際にそれでやってみて、それでも精神的・体力的に辛かったり、肩身の狭い思いをすることもあるはずです。
それでもやってみたい!という思いがあれば、業務を調整してもらうなりのお願いもできそうですね。

ただ休職ではなく、そのように仕事量を減らしてもらうと、必ずそのしわ寄せが他の誰かに行くことになります。
それにより、どうしても誰かに”ハラスメント”を受けることになってしまうかもしれません。

やっぱり大切な妊活中の時期、心もカラダもなるべく負担をかけたくないですよね。
治療を通してずっとお医者さんにも言われていますが、とにかくストレスが天敵と言われますからね・・・

“妊活中の女性にやさしい環境”が完全に整うことなんて残念ながら期待できないので、一度今の環境を離れてみてもよいのではないでしょうか?
それくらいの覚悟も必要かもしれません。

たとえ半年でも治療に専念できたら、生活も気持ち的にもだいぶ余裕ができて、良い効果が得られるかもしれませんよね。

まとめ

女性の活躍推進のために「不妊治療休暇」や不妊治療助成金制度を導入するところも少しずつ増えています。
有給休暇だけではなく、休職制度は多くの企業にあるはずです。

もっと堂々とそんな休暇が取れる社会になればいいな~と思います。

不妊治療をしていることはもちろん恥ずかしいことではないので、まずは身の回りの人に打ち明けて、色々な選択肢を考えてみましょう。

自分自身も経験して感じましたが、やはり周りの人たちは期待できるほど空気を呼んではくれません。(笑)
もっと不妊治療に対する認識が広まれば変わるかもしれませんが、まだまだ難しいですよね・・・

なので、自分のために環境を整える勇気を持つことが大切だと思うのです。

動いてみれば、案外「こんなやり方もできるんだ!」という発見があるかもしれません。

休職するのが良い、転職するのが良いという答えはありませんが、その可能性も前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

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【のろちゃん】

20代後半の新米主婦です。
結婚を機に生活が大きく変わり、日々いろいろと格闘中です。
好奇心旺盛でなんでもやりたがりな性格です。
趣味はヨガ・インテリア・ハンドメイド。
あまり体が強くないので、健康についても日々勉強中です。
人との出会いやつながりを大切に、毎日の暮らしを丁寧に。

【アコ】

20代中頃までスポーツ選手として世界中を駆け回り、その後、スポーツ指導者として未来のアスリートの育成に携わっていました。
趣味は、スポーツ観戦・車の運転・美味しい物を食べること。
現在は、ふたりの子どもを育てる主婦として日々、子育て奮闘中です!

その他ゲストライターも多数執筆!

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