人気の大学事務の実情。転職のために私大の試験・面接を受けた内容と感想

公開日: 女性の転職・キャリア

人気の大学事務ってどうなの?

私立の大学事務はかなり人気が高い!そんな噂聞いたことありますか?
仕事は比較的ラクなのに待遇・条件が良くて、女性には嬉しい仕事だとか・・・

以前勤めていた会社であまりにも追い詰められていた時期、同期がそんな情報を持ってきました!!
「大学事務はかなり良いらしい!!」と。(笑)

それからみんなで昼休みに検索する毎日。
結局私はその会社を退職する前に、地元名古屋の大学事務の試験を受けてみました。

ただなんとなく良さそうだな~受けとこうかな~という安易な考えで、説明会・面接・筆記試験と何度も足を運びました。

実際に受けたのは3つ。
自身の出身大学も含め、同じようなレベルの地域の私立大学ばかりです。

それぞれ雰囲気に違いはあるものの、受けてみて”幻滅”というのが正直な印象。
とにかく古くて堅苦しい考えに凝り固まった感じです。

この5~7月ごろの時期に、翌年度の正社員採用する大学が多いです。
新卒・中途同時に行うので人気大学の倍率は何十倍ともいわれますね。

アルバイト・パートなど臨時職員の採用は年中ありますが、正社員のような待遇が受けらえるわけではないので、あまり人気はないようです。

私立大学とはいえ、職員は公務員のようなイメージですね。

退職をする前の受験・面接だったので、どうしても選考と仕事の折り合いができず、結局選考辞退をすることになりました。
現職を続けながら選考に臨むのは、かなり大変です。

どんな転職活動でもそれは言えますが、とにかく選考の頻度が高く、拘束時間も長いんです。
しかも選考の時期は定期で決まっているので、その時期に合わせた調整が必要です。

実際に選考を受けた過程と、私が感じたことをお伝えします。

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大学事務が人気な理由

そもそもなぜ大学事務は「おいしい仕事」と言われるのか?

・ほとんど残業なし、定時であがれる
・残業もきっちりつけることができる
・福祉厚生や子育て支援など女性に嬉しい
・昇給やボーナスもきっちりある

たしかに見るかぎり女性には嬉しい条件が多いですよね。
夏休みや春休みなど大学生の休み期間は長いので、長い休暇が取れるというのも人気の理由ですね。

土日に出勤があったり、入試期間はまとまった仕事で立て込むようですが、その分8月などの授業がない期間にまとまった長い休みが取れるようです。

実際に働く職員も女性が多く、ほとんどの人は結婚・出産をしても復帰して続けるためかなり年齢層は高めといえます。
面接や試験で何度も足を運びましたが、40-50代の女性が多い印象でした。

公務員が人気なのと同じで、安定感はあるな~とは思います。

給与条件は、一般企業の総合職(あくまで女性ベースで)と変わらないような好条件で、これだけ待遇も良いならおいしいですよね。
そんな仕事に転職を求める女性が増えているのも納得です。

そもそも何をやるの?

正直、自分が学生の頃は、大学の事務職員がどんなものなのか気にしたこともありませんでした。
もちろんなりたいと思ったこともありません。(笑)

大学事務と言っても、仕事は一企業と同じように幅広いですよね。

私立の場合、中学高校と一貫して学園経営しているところが多いので、一括で採用してから分けていることも多いです。
なので「大学事務」のつもりで採用されても高校事務へ配属されることもあったりします。

主な業務は、
・教務課・学生課などの窓口業務
・就職支援
・入試
・留学生支援
・経理
・教授・教員のサポート
・学園経営

他にも事務仕事は幅広くあると思いますが、どれもイメージしやすいかなと思います。

おそらくどの分野で何がやりたいかという質問は面接でありますが、一般企業と同じく、配属先は適正で決められます。

私は海外からの留学生を支援する仕事に興味がありましたが、確率で考えるとかなり狭き門というイメージでした。
そもそも採用人数が毎年7~8人程度で、その仕事に飽きがあるかも分かりません。

多くは、お役所仕事のような事務的な単純作業なのかな~と思います。

必ずしも学生と直接かかわる仕事でもないので、何をモチベーションにやるかというのは難しいですよね。

教授や教員の秘書業務のような仕事は、学生相手とは対照的で、かなり気を遣うハードな仕事のようです・・・

実際に試験を受けてみて

試験を受けてみて、選考の過程がとにかく長いと感じました。

新卒の人にとっては慣れっこかもしれませんが、転職者にとってはかなりの負担になります。
とにかく拘束時間が長いので、働きながら選考を進むのは至難の業です。

一切融通が利かないあたりも、私としては納得できませんでした・・・

「どんな事情があっても、こちらの提示した日程・時間に従ってください。無理なら辞退してください!!」というスタイル。
とにかくふるい落としたいというのが分かりました。

選考の過程について

・説明会
・書類選考
・適性検査・筆記試験
・面接

書類選考

学歴と職歴・スキルを見ています。
やはり教育機関なので、人物というよりはこちらを重視していると思っていいですね。

中途の場合は、どんな会社で具体的にどんな仕事をしてきて、そのスキルがどう生かせるか問われます。

人とは違ったスキルとか趣味ではなく、大学事務としてどれだけ実践的なスキルがあるかです。
必要な資格などがあるわけではないですが、事務処理能力・PCスキル・英語能力などはなるべくアピールしておきたいところですね。

ちなみに大学時代の成績書提出を求められた大学もありました。
正直それを見て何が分かるんだよ?!!と言いたいところですが・・・

他には「この大学の学生を増やすためのアイデア」など、いわゆるエントリーシートも書きました。
大学の歴史と現状を把握したうえで、どんな提案ができるかを見ているようです。

筆記試験

筆記試験があると知り、一般教養の勉強はかなり集中的に行いました。
約2か月かなり勉強しましたが、そんなややこしい問題必要ある?という問題が多く、目が点になりました。

一般企業でおこなわれる教養問題とは比べ物になりません。
社会・数学・国語・英語・物理・・・とにかく幅広く、レベルの高い問題が多く、心が折れました。

この段階で数を絞るために、あえてレベルの差が付くようにとことん難しい出題をしています。

たかが筆記試験と侮ってはいけません!!まずは一般教養の教材を何冊か購入して、繰り返しやるくらいの努力は必要です。

おそらく公務員試験を受けたことのある人ならイメージできるかと思います。

面接

個人面接・グループ面接と何度か受けましたが、どれも機械的で何を見ているのかな?と感じるほどでした。
個性やキャラクターはほとんど興味ないんだな~という感じ。(笑)

とくに変わった質問をしてくるわけでもなく、志望理由・今まで仕事でどんなことをやってきたか・この大学で何ができるか を何度も聞かれました。

思わぬ質問で反応を見られたり、深いことを聞かれることはなかった気がします。
「用意してきた答えをただ読めばいい」みたいな感じがして、かえってやりづらいな~と感じました。

私は営業寄りの仕事をしていましたが、雰囲気的にそういうスキルは求めていないと感じたので、あえて事務的なスキルのところをアピールしましたよ。

私が感じた”大学事務”の世界

結局、私はすべて選考辞退をして大学事務とは無縁の仕事に行きつきました。
一回入ってしまえば楽でそれなりに保証されているような気もしますが、なんか違うな~と思ったんです。

もちろん大学によっても色が違ったり、一概に”こういうもの”とはいえませんよね。
実際に魅力的な部分ももちろんあると思います。

でも、私が転職活動を通して感じたのは、

・閉鎖的で暗い世界
・年功序列(あまり出しゃばって発言したりできない雰囲気)
・伝統を重んじるためになかなか改革に踏み切れない

こんな印象でした。
正直自分には合わないなと思いました。

私はただ「楽そうでいいな~」「自分の出身大学だからたいていはわかるし!」という安易な考えだったこともあります。
そして、前職の仕事と正反対だったということもあります。

「女性が働きやすい」というのも、ほとんどの女性が結婚・出産をおえて復帰するので、それが定着して働きやすいというのはメリットだと思います。
長い目で続けていきたい方にはおすすめです。

でも一方で、それによって若い世代が入りづらくなって、古い考えややり方が残ってしまっているというのが現状です。

新しいことをやりたい!とか変えていきたい!という人は、意見して変えていくのは簡単ではないと思います。

まとめ

大学事務という人気の仕事。
なんとなくのイメージで楽そう!続けやすそう!と思って考えている人もいるかもしれません。

もちろん私も実際に仕事をしたわけではなく、大学によっていろいろなカラーがあるので、ここでお伝えしたことがすべてではありません。

でも「いい仕事があるらしい!」という情報を鵜呑みにして行けば、私のようにショックを受けるかもしれません。

人気が高い分、安易な気持ちではなることができません。
試験・面接のためにかなりの準備を含め、時間を割かなければいけないので要注意です。

転職で悩まれている方に何か役立てば幸いです。

私自身は選考を通してこの仕事にあまり魅力を感じられなかったし、選考の負荷があまりにも大きいことがどうしても気になりました。
新卒の方ならまだしも、仕事を続けながら選考を受けられる方などは十分に調べたうえで、受けてみてくださいね。

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【のろちゃん】

20代後半の新米主婦です。
結婚を機に生活が大きく変わり、日々いろいろと格闘中です。
好奇心旺盛でなんでもやりたがりな性格です。
趣味はヨガ・インテリア・ハンドメイド。
あまり体が強くないので、健康についても日々勉強中です。
人との出会いやつながりを大切に、毎日の暮らしを丁寧に。

【アコ】

20代中頃までスポーツ選手として世界中を駆け回り、その後、スポーツ指導者として未来のアスリートの育成に携わっていました。
趣味は、スポーツ観戦・車の運転・美味しい物を食べること。
現在は、ふたりの子どもを育てる主婦として日々、子育て奮闘中です!

その他ゲストライターも多数執筆!

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