夫の理解がない。それでも女性が家庭と仕事を両立したいシンプルな理由

公開日: 生き方

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家庭を持った女性が働きづらい社会

私の夫はいわゆる仕事人間、とにかく情熱をもって仕事をしているタイプです。
でもその反動というのか、私が働くことにはまったく理解なし

「おまえは働かなくてもいいんだよ」と言う言葉、優しいことを言われてるような気がしますが、それって男性の独りよがりだよな~と。(笑)

むしろ働きたいんだけど!という気持ちが夫には理解できないようです。

「女性なんだから家にいればいい」という時代錯誤な考え方を持った、完全分業派の夫。
それって自分は一切家のことをしないからねという宣言です…
こちらの意思はおかまいなし、押しつけでしかありません

そんなこんなで私は夫との結婚をきっかけに仕事を二回退職し、現在に至ります。
今も仕事をしていますが、以前のように夜遅くまでというわけではありません。

それでも今できることをコツコツと、自分の価値観を持ち続けてやれていることに意味を感じています。

同じような悩みを抱えた女性は多いのではないでしょうか?
理解してもらえない、説得できない、押し付けられるなど、窮屈な思いをしがちだと思います。

子供ができるとなおさら、生まれてしばらくは仕方ないですが、その後もずっとそんな思いをしている方も多いはず。
これから結婚を控えている人も、少なからず仕事と家庭のバランスに不安を抱えていると思います。

そんな方にとっても何か考えるきっかけになったり、自信をもって仕事を続けてほしいと思い書いてみました。

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結婚によって変わった私のあり方

大学卒業後に勤めていた会社ではかなりの激務でした。
残業時間は90~100時間近くという月もあり、一時期は帰って寝るだけの生活をしていました。

とにかく融通が利かず、イレギュラーが多いその仕事はどうしても家庭との両立が難しい環境でした。

女なのにそんなハードな仕事しなくていいよ」という夫の考えが強く、その仕事をずっと続けたいというわけでもなかったので、結婚を機に退職しました。
もちろん仕事を変えるだけで専業主婦になるつもりなんてありませんでした。

先輩でなんとか両立できていた人は、夫婦二人で仕事・家事を協力しあうごくわずかな人だけ。
私だってもしそういうスタイルだったら、その仕事を辞めてなかったかもしれないし、別の選択をしたかもしれない。

それなりの仕事をしたい私 vs. 働いてほしくないという夫の戦いはその頃から始まりました。

周りの友人からは「働かなくていいって言ってもらえるなんて最高じゃん」とか「贅沢な悩みだよ~」とか言われ、ちょっと嫌味に感じることもしばしば…
ありがたい部分もあるけど、私としては夫から全然尊重してもらえない気がして、むなしい気持ちがしていました。

じゃあなんで働きたいの?仕事を通して何ができるの?と聞かれたときに、私はうまく答えられなかったんです。

「社会との関わりが持ちたいから」とか「仕事を通して自分の生きがいを見つけたいから」とか、そんなありふれた答えだけ。
気難しい夫をそんなので簡単に説得できるわけもなく撃沈(泣)。

その後、別の仕事をすぐに始めていたのですが、その気持ちのギャップが原因でどうしても生活がうまくいかず、結局長続きしませんでした。

小さな実現を繰り返すことが目標

何か大きな夢があるわけでもないし、生涯を通して実現したい目標があるわけでもありません。
でもそんなものじゃないでしょうか?それがないから認められないというのはおかしい!

別に夢がなくても、やりたいことがなくても、それは色々と経験して社会を見ていく中で見つければいいはず。
それにこだわりすぎると身動きが取りづらいというか…目の前にあることから一つずつ経験して、考えていけばいいと思うのです

理解のない男性をギャフンと言わせる一撃の攻略法があるわけではありませんが、考え方としてはこうです。

私はこういう価値観をもっている

そのためこの会社(仕事)を選んだ

ここでこういう能力を身に付けたい

成長したい

このサイクルを積み重ねていけば良いと思います。
働き方は何でもよくて、正社員でも派遣でもパートでも関係なし。

“価値観”といっても色々な側面があるので、いろいろな会社(仕事)の候補が出てくるかもしれない、それを一つ一つ経験すればよいのではないでしょうか?
一生同じ仕事をしていく必要なんてないし、そんな時代でもないはずです。

大きな目標に向かってとか一つの目標に向かってとか、そこにこだわってはいけません

それがないから理解してもらえないなんていうあきらめもダメです。

まずは小さなことを一つずつ積み重ねて行けば、自然と自分の人生が豊かになるはず。
目の前のことに目的ややりがいを持っていれば、何かがつながっていくはず

そういう切り口で、もう一度自分を見つめてどんなことを大切にしているのか、何をしたいか書き出して、説明してみてはどうでしょうか?
そういうものでしょ?と逆に男性を納得させるような言いっぷりで説明してあげてください。(笑)

「自分のために働く」でもいい

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自分の能力を発揮して、それを評価される機会が仕事にはたくさんあります。
それによって自信をつけたり、失敗しながら自分の弱さを克服していくきっかけになるはずです。
私は仕事を通してそんなことを感じていました。

一度仕事を離れたとき環境が大きく変わり、本当に自分中心の狭い生活になっていました。
人との関わりが急になくなり、自分自身が見えなくなった気がします
「他人を通して自分を知る」というのは本当にその通りで、その他人が少ないと自分が分からなくなります。

そもそも働く理由は本当にさまざまですが、同じように結婚している女性にとっては、

・家計を助けるため、将来の貯蓄のため
・お小遣いを稼ぐため、自分で自由に使えるお金が欲しいため
・一人でいるのが嫌いで、人がいる環境にいないと気が済まないから
・夢を実現するため

などでしょうか。
経済的な部分も当然ありますが、何らかの形で社会と広く関わっていきたいというのは、多くの人が自然に持っているものだと思います。

社会のために働くとか誰か困っている他人のために働くことは、たしかに尊いことだし、働くことにより深みが出ますが、別にそうである必要はないと思います。
別に自分のためでも、家族のためでもそんな身近なところに目的があってもよいかな~と。

それが本質的な部分だし、説得のために無理に社会と繋げるのも違うと思います。
初めは自分や家族が中心であっても、後から社会とのつながりの部分が見えてくるはずです
そこは飾らずにありのままの自分の考えを伝えましょう。

働く理由を両面からとらえる

私が働く理由として考えるのは、こんなところです。

・仕事を通してもっと広い世界を知って、多くの人と関わりたい
・人から何かを評価されたり、自分の何かを社会に残すことで充実感を得たい
・自分の好きに使えるお金が欲しい
・もしものときに備えて貯蓄したい
・少しくらいは親孝行もしたい

ほとんど自分中心ですが、貯蓄は自分以外の家族のためでもあります。
未来への投資でもあり、何かあったときの供えでもあり、その両面をとらえておくことが大切だと思います。
当たり前のことでも、気付くとどちらかの側面を忘れてしまっていることあると思います。

結婚している女性なら、「夫の収入が十分だから大丈夫」と安心している方もいるかもしれません。
そうすると、それでも働く目的は自分の物欲を満たすためになりがちですよね。

でも、この先何があるか分かりませんよね?!夫が急に病気やケガをしたり、離婚をすることだって十分あり得ます。
裁判になんてなったらやっぱりお金が必要です。

そんなとき経済的な自立がある程度ないと本当に不利です
それに備えて、社会とつながり続けること、仕事を通して自分を向上させ続けることって大切ですよね。

たとえば離婚したいけど経済的な理由でできないっていう女性、かなり多いと思います。
まさかこんなことになるなんて思わなかった…と思ったときには手遅れだったり。

いつもそんなことを頭の片隅に置いておくのも…と思うかもしれないけど、結構大切なことではないでしょうか。

泣き寝入りするなんて悔しいので、いつでも男性と戦える準備をしておきたいです
そうするとまた働くことへの意欲も駆り立てられます。

まとめ

女性が働きたくても思うように働けない今の社会、本当に窮屈です。

私も数年前に仕事が激務で辛くてどうしようもなくて、「早く結婚して辞めたい」なんて甘いことを考えていました。
でもそれは一時の感情で、心は働き続けることを求めていたと思います。

身も心もすり減らして必死に働くまではいかなくても、それなりに家庭と両立できるはずの仕事って本当はたくさんあると思うのです。

それに理解がない男性に言われるまま、働くことをやめるのはもったいないです。
大きな夢とか目標を語れる必要はないので、小さな実現の繰り返しで成長していきたいということを説明してみましょう。

そこでためらって言われるままになるのは、女性として悔しいことです。

「一生働かなくても良いといわれて、それだけのお金を貰えたら本当に全員が働かないか?」という調査を見たことがあります。
意識的な調査ですが、かなり多くの人が”それでも元気に体を動かせるうちは働く”と答えました。
私もそうです。

自分の人生をより充実させるためにも、いざというときに戦える自立した女性でいるためにも、働くことをやめずにいられる選択肢を見つけてほしいと思います

仕事を持ち続けることは自分を守ることです。
経済力をつけること、スキルや経験を身に着けること、人と広く関わることができるのは仕事だけですよね。

まずは男性の理解を得ること、背伸びをしなくてもかっこいいことを言わなくても良いので、今の自分と仕事がどう繋がっていくか説明してあげてください。
もっと本質的に社会全体が変わればいいのにな~と本気で思います。

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【のろちゃん】

20代後半の新米主婦です。
結婚を機に生活が大きく変わり、日々いろいろと格闘中です。
好奇心旺盛でなんでもやりたがりな性格です。
趣味はヨガ・インテリア・ハンドメイド。
あまり体が強くないので、健康についても日々勉強中です。
人との出会いやつながりを大切に、毎日の暮らしを丁寧に。

【アコ】

20代中頃までスポーツ選手として世界中を駆け回り、その後、スポーツ指導者として未来のアスリートの育成に携わっていました。
趣味は、スポーツ観戦・車の運転・美味しい物を食べること。
現在は、ふたりの子どもを育てる主婦として日々、子育て奮闘中です!

その他ゲストライターも多数執筆!

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