梅毒が若い女性に増加。婦人科で性病検診することをおすすめする理由
公開日:
健康な生活
性病は自分に関係ない?!
たまたまニュースで見かけた「女性の梅毒増加」。
「梅毒」と聞いても私は何の事だかピンときませんでした。
梅毒ってなに・・・??
梅毒は病原菌によって感染する性病です。
調べてみるとかなり感染力が強く、おそろしい性病だと知りました・・・
20代女性のみなさんはご存知でしょうか?!
けっして他人事ではない、女性なら絶対知っておくべき性病です!
最近では早期の治療が可能になっていますが、かつては(治療薬が見つかるまでは)不治の病といわれた梅毒。
男女とも感染する可能性がありますが、女性に増えているというのはいわれています・・・
実際に梅毒の感染が増加しているのは、20-24歳の若い女性なんです。
感染すると小さな固いしこりができることが多いですが、症状が出ない場合もあります。
そのまま見過ごされてしまうと症状が深刻化してしまいます。
まずは、この梅毒という性病について知り、早期の性病検査をされることをおすすめします。
特に婦人科系の検査は、きっかけがないと行かないものですよね。
いざ子供が欲しいと思ったときに初めて検査に行くという方が多いはずです。
私も20代半ばまでは仕事に追われ、自ら検査のために病院に行く余裕なんてありませんでした。
それでも結婚・出産を近いうちに考えているなら、少しでも早くから定期的に通っておきたいですよね。
手遅れになる前に発見・治療をすることがなにより大事です。
梅毒の症状や治療について簡単にご紹介していきます。
他の性病も含め、性病の怖さについて知ってくださいね。
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どのように感染するか?
梅毒の感染ルートは、おもには性行為、母子感染があります。
性行為によって、感染部位と粘膜や皮膚が直接触れることで感染します。
複数のパートナーと関係を持ったり、感染している相手と触れることで感染するといわれますが、その判断は自分でできないですよね・・・
風俗関係で働いてる女性の話でしょ?と思いがちですが、それは間違った思い込みです。
感染するのは性器からだけではありません!
直接相手と接触した粘膜や皮膚の小さな傷などから侵入します。
感染場所が幅広いことからも、なかなか自覚症状が分かりづらく、早期に気付くことは難しいようです。
また母子感染の可能性も高いのが怖いところです。
感染している女性が妊娠すると、胎盤を通して母子感染し、生まれてくる子が「先天性梅毒」になることがあります。
早産・流産などのリスクもあります。
早期に治療がされなければ、胎児が感染するリスクは60〜80%とかなり高め・・・
ちなみに、妊娠初期の妊婦検査では梅毒の検査が含まれています。
もしものことを考えるともっと早い段階で検査しておきたいですよね。
梅毒は症状・感染場所が幅広い
もし自分のデリケートゾーンに発疹ができたり、異変があれば「もしや・・・」と性感染症を疑うことはできそうですね。
でも、梅毒はそうとは限りません。
全身に発疹が出る可能性があり、のどや眼、そして症状が進行すると脳や神経にまで症状が出ます。
それにより、すぐに梅毒と診断されるかというと難しいようです。
梅毒はとても厄介な特徴を持っています。
・何度も繰り返し発症する可能性がある
・一度症状が治まったように見えても、段階が進んでいる可能性がある
・目立った病変や、自覚症状がない場合もある
自分では症状の進行に気づきようがないことが分かりますよね。
1)早期梅毒:第 I 期
症状が出始めるまでの潜伏期間は約3週間。
感染した部位に、小さなしこりができますが、痛みやかゆみをともなわないことが多いのです。
それも長くは続かず「気づいたらしこりが消えていた」ということもあり、見逃されてしまう可能性があります。
2)早期梅毒:第 II 期
第 I 期の症状が消えて約4~10週間、病原体が血液を介して広がることで全身に発疹が出ることがあります。
発疹は手のひらや足の裏にも出たり、大きな赤あざのようにひどく症状が出ることも。
発疹だけでなく、発熱・倦怠感・頭髪の脱毛なども見られます。
多くの場合は、ここで症状がひどくなり、病院にかかることで発覚、重篤化を防ぐことができます。
これ以上の段階に進行してしまう可能性は低くなっていますが、第ⅲ期に進むと、脳や脊髄、心臓血管系が侵され、多くの臓器に腫瘍ができる危険もあります。
いかに早く見つけることができるかが肝心ですね。
治療方法は内服薬
症状が見つかった場合は、内服薬で治療を行います。
海外では、1回だけの投与で済む注射薬を使うのが一般的ですが、日本では、ペニシリンの注射薬が使えません。
妊婦の場合でも治療法は同じです。
ペニシリンを内服することで、胎盤や血液を通じて胎児にも届くので、胎児も治療することができます。
治療後も定期的な血液検査を行うことで、再発していないかをチェックしていきます。
また、異常を感じた場合は、特定のパートナーがいる場合は必ず一緒に早期検診をしましょう。
なかなか言いづらいことですが、自分は治療をしていても相手がそのまま進行していくと大変です。
気になる予防方法
こんなに恐ろしい性感染症を知ってしまったら、どう予防したらいいの?と不安になりますよね。
やはり100%確実といえる予防策はありません。
むやみに不特定多数の異性と関係を持たないことは当然ですが、
まずできることは、最初から最後まできちんとコンドームを着用することです。
ただ感染場所は性器だけではないので、口や喉などから感染することも多いようです。
皮膚や粘膜に異常があるというときは、性的接触を控えることが大切です。
できれば旦那さんや彼氏さんにも正しい知識を持ってもらい、理解をしてもらえるとより安心ですよね。
以前付き合っていた彼氏が極度の潔癖症で、そういった感染症に対する恐怖というか警戒心がものすごく強い男性でした。
それもそれで行き過ぎると何かと大変でしたが・・・
男性もこのような知識を身に付けるだけでも、むやみに浮気や風俗に走らなくなるのでは?と私は思います!
女性だけの問題ではないのでもちろん。
他にも身近にある性感染症
性感染症というと多くの人がまずHIVをイメージするのではないでしょうか?
梅毒に感染するとHIVに重複感染するといわれているのです。
HIVについては誰しもがある程度の知識をもっているはずですよね。
HIVを合併している場合は症状の進行が早く、神経などに症状が出やすいとされています。
それ以外にも性感染症はさまざまな種類があり、
性器クラミジア感染症、性器カンジダ症、性器ヘルペスなどは多くの女性が持っているようです。
性病というと、性器のあたりにかゆみや湿疹が出たり、そんな症状が出るものだというイメージありませんか??
自覚症状がなくても、比較的軽度な感染症をもっている可能性があります。
症状がない場合でも、不妊や流産の原因になることもあるので、少しでも早く検診で発見したいですよね。
発見しないまま放っておくと、卵巣や卵管などに炎症が広がり、自然な妊娠が望めないこともあります。
↓性病のわかる一覧
https://self-medical.info/
若い年代の女性は産婦人科に行くことにためらいがあるかもしれません。
でも実際はいつか出産を望む女性として、定期的に検診に通うことは当然のことです。
まとめ
正直なところ、あまり身近に性病を感じている人はいないのではないでしょうか?
それは、当然とても人に言えない深い悩みで、たとえ感染している人でも家族や友人にも言えないからです。
そのため、普段はあまり危機意識を持っていないはずです。
私も数年前まではそうだった気がします。
梅毒を始め、性感染症は身近なものだということを意識しておきましょう。
発見が遅れると重篤化したり、女性として、母になるために大切な部分がどんどん侵されて行きます。
とても怖いことでもあり、悲しいことです。
いままで婦人科にかかったことないという方、検診をしたことがないという方、定期的に検診だけでも行くことをおすすめします。
女性としていつでもカラダを大切にしましょう♪
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